小泊漁港マルチビーム計測

今週は初雪&大雪の弘前から、季節風吹き荒れる小泊権現崎へ。地元の建設業者さんいわく、この季節の凪ぎは月に数日。12月になるとほとんど無理とのこと。今回は外洋に面したテトラ周りでの作業がメイン。多少のうねりでもアウトです。

木曜日夕方から準備を開始し金曜の午前から計測開始。しかし朝から雨。しかも予報より早く風が吹き出し、外港側では満足するデータがとれず内港メインの計測で初日終了。でも本番は凪予報の土曜日。何パターンか作戦を練り十三湖畔の民宿へ。温かいお風呂とおいしい食事は当然しじみ汁。濃厚です。風を気にしながらもデータ解析に勤しみ夜が更けていきます。
明朝、現場までの道中ドキドキしながら海を見るとベタ凪。もう心の中で何度もガッツポーズ。風が吹く前に早く計測しないと。幸運にも夕方まで凪が続き計測完了。
夕方、昼食用のパンをかじりながら機材の撤去作業。しかーし油断大敵。操舵室から「ベリッ」。佐藤さんのズボンが破けてます。しかもゴアテックス。音が違います。きっと初日ズボンを破った阿部さんの傷を癒すため、あえて・・・
すべての作業が終わりるころには夜空に綺麗な満月が出ていました。

海の仕事はいつもの100倍神経を使います。でもそれ以上の達成感があるのも事実。そんな海の仕事も後輩に道を譲っていこうと思います。神経がすり減る前に。

2013年11月16日